パンパンパンプキンの日記

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死ぬまで壊せないHDDがあります。それはあなたの脳みそです。

パンプキンです。
留学準備はようやく、スーツケースに荷物を詰めだして足りないものをピックアップして買い足したり、オンライン英会話を予習として始めたりしているのですが(リーディングやライティングでは出来ることが、スピーキングになると途端に出来ないことに驚いています…)、友人と話していてふっと思ったことがあったので、メモ代わりに文章に起こしておこうと思います。

人生はいつ終わるかわからない。

みんな当然のように明日もそして次の瞬間も命が続いているものとして、仕事をして家庭を持って責務を担ってってしているのですが、まぁ次の瞬間に突然発作なんて起こして命がポックリ終わっても不思議ではないんですよね。
それ故に毎日必死に生きていつ死んでもいいようにしろよ、とは言うものの、残念ながら私は今ポックリいったら必ず化けて出ますね。やりたいこと・やり残したことが多すぎて、とてもじゃないけどまだ安らかになるわけにはいかない!!のが実際のところです。

生前の恥?の処理

(今回は、企業の機密処理は別件として、個人的な機密についてのみ焦点とします)

「俺が死んだ時にはPCやらHDDやらをぶっ壊してくれ〜〜」は、よくよく個人PCを日常的に使う人の文句だと思います。
個人PCには夢いっぱい、秘密いっぱい。そんなものを人目にさらしてしまった暁には、もう大手を振って外を歩けない…ということでしょう
(まぁ死んだ後に大手を振って外を歩くもくそもないんですが)わたしもそんな一人です。

ふと気になって調べてみたら、死後にPCのHDDの破壊や、SNS等のアカウントの削除などを請け負うサービスやソフトウェアなんかもあるんですね。

生前に死後のために準備するのは財産の管理やお墓だけではなく、こういったものも準備する時代…(これもある意味財産の管理?)

以前は、万が一HDDの中身を探られてもいい友人に、お互いが死んだらHDDの破壊を生前の内に約束しておく(冗談半分で)くらいのものだったと思うのですが、もう商売が成り立つようになってるんですね。サービスというものは時代のニーズに合わせるものですが、流石、すごいですね。

私の場合は、私が儚くなったらきっと気心知れた友人がHDDを破壊しに来てくれると思います。友人へ、買ったばかりのMacbookairはまだ破壊するほどの何かはないと思うので、初期化してお礼として持って行ってください(ただしもう2ヶ月もしたらデスクトップと一緒に破壊してください)…私のHDDの処理はこれで大丈夫でしょう。

ただし、これだけじゃ足りないのです。どんなに日々PCのHDDに個人機密をぶち込みまくっている人でも、ココ以上に流出されたら困るデータをしまっている人はいないはずです。
そうです、今回の記事タイトルにもありますが、人生まるまるの記憶HDD、「自分の脳みそ」の処理についてが今回言いたい内容です。

秘密@脳みそ の流出

脳みその中身の流出の可能性が高くなるのは死後ではありません。
もちろん、(悪いことをしたら物理的に破壊したHDDも復元されちゃうみたいに)、これからどんどん様々なテクノロジーが進化して、死後に脳みそに電極なんかをくっつけて記憶が取り出せるようになる時代がくるかもしれません。

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 そうなったら死後の処理もまた、新たな対策を取らないといけなくなるのですが、ひとまず現時点。

現時点で考えられる秘密@脳みその流出に関しては、生前流出の防止策が重要です。生前、特に、「言っていいことと悪いことの制御が自分で出来なくなってしまった時」…そう、歳をとってから死ぬまでの間、です。更に具体的には、脳みそが上手く回らなくなってから、です。

(歳を取ったら自分はどうなるのか?についてはよくよく想像するのですが、今のところ金沢とかに町家を買って本や絵や小動物に囲まれて時に静かに時に忙しく暮らす、というのが私の理想です。または日本脱出?どちらにしても全く具体的ではなく、また生産性(社会でお金を稼ぐ)の見えるものですらありません…残念ながら。生産に関しては義務として考えているのですが、またそれは以前の記事で言及しましょう)

今は制御して口から出さないようにしているアレやコレやソレやドレを、自ら垂れ流しにしちゃったらどうしよう!?

似たようなことで、何かの折に、パニックになった時や、はたまた意識朦朧としちゃった時に口走ったことが、後から考えるとなんであんなこと言っちゃったんだ?と、思い出し恥ずかしくなった経験ありませんか?
パニックは一時的ですが、これが慢性的になってしまった場合、脳みそHDD大開放しちゃう可能性は高くなります。そして、何か特別なキッカケがなくても、上記の通り、人間皆そうなる可能性は残念ながらあるのです。
さて、どう対策をうてばいいのか…。

個人的には…うーんあまり思いつかない…。そもそも自制が効かなくなってからの話なんですから、個人でできることは限られています。
意識がはっきりしている間に、唇を針と糸で縫い付けておきましょうか?…それは生産性の観点から、難しいでしょうね…。
まだ可能性がある、ということでは、機密が漏れてしまっても問題のない人のお世話になり、その他・外部との交流を一切断つ。交流を保つ人には、家族や、PCのHDDの破壊を頼むような友人、またはプロ、などを選択。…でも自分以外に知られたくないことがある前提では、使えない手ですよね…。

となると。そもそも日本は高齢者社会です。この記事のようなニーズは多分きっとあるのですから、そろそろこっちのHDDの処理に関しても、いいサービスがあってもいいんじゃないかしらァ?なんて考えたりします。
そこで軽くネットで探してみたのですが、やっぱり道徳的な問題も含んでくるでしょうし、ばっちりサービス業として商売になっているものは未だないようですね。

でも、いずれ出てくるのではないでしょうか。街ではカメラが人々の生活を常に見下ろし、国民はナンバーで個人情報を管理される時代です。人々の脳みそのHDDだって管理したくなるかも。けれど、少なくとも当分は個人で抵抗できる時代があるだろうし、それが出来なくなるまで私は生きていないだろうし…うんうん。

 …とここまでをまくし立てたところ、介護関係の仕事に就いている知人が言ってました。実際のところ、別にうわ言で何言ってても全く気にしない(ならない)よ、と。

そうですか……。

結局は、個人的にどうしたいか。
秘密が漏洩しても聞き流してくれるならいいじゃん。いや絶対聞かれたくない。
自分でどう思うかですね。実際のところ、周りはあまり気にしないようです。
データのように、見たり聞いたりできるものなら、誰が見ても社会の常識に照らし合わせてほどほぼ同じような印象を与えられる具体性があるので、頑張って破壊するほどの価値があるのかもしれません。が、うわ言程度ではきっと何の物証にもなり得ないでしょうしね…。 

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(物証…で想起されました…) 

………そうですか………。
だけどやっぱり私はうわ言でアレやコレや言っちゃう自分を想像すると辛いので、何かいいサービスできないかな〜と思うのです。